平成20年度神奈川県女性薬剤師会 総会・研修会
【日時・場所】
2008年7月6日(日)・ホテルキャメロット
総会・研修会報告
キャメロットでの開催も今年で3年目を迎え、駅からホテルへの地下道も通い慣れた道となりました。梅雨の晴れ間の貴重な日曜日にもかかわらず、研修会には113名の熱心なご参加をいただき大変な盛況ぶりでした。また今年はとりわけ女性薬剤師にふさわしいテーマだったように思います。
「総会」事業報告・決算報告・役員改選・事業予算計画案が総会参加会員と委任状により承認されました。


来賓の挨拶

今年もお忙しい中、県薬の田中会長が駆けつけてくださいました。神奈川県薬剤師会は6月12日に、韓国京畿道薬剤師会と友好協定を締結しました。
11月3日の『かながわ薬剤師学術大会』には韓国の京畿道薬剤師会からも多数の参加が予定されているそうです。

「神奈川県薬剤師会 田中会長」
この秋、日薬の理事に就任されます。


「上手に歳を重ねるために」
〜アンチエイジング医学の現状〜
AACクリニック 副医院長 浜中 聡子 先生

アンチエイジングと聞いて皆様は何を思い浮かべますか。わたしはエステ・高級化粧品・レーザー・ダイエット・エクササイズといった美容系が頭に浮かびました。でも浜中先生のお話しをうかがってすっかり発想転換です。外見を磨くこと以上に内面から輝くことが『上手に歳を重ねる』秘訣であり、理想のアンチエイジングはウエルエイジングなのだと思いました。
  • アンチエイジング対策の5本柱
    1. 抗酸化活性酸素で体がさびる!喫煙・ストレス・紫外線・加齢・過激なスポーツは活性酸素の五大発生要因だそうです。
    2. デトックス これまた美容系のわたしはエステと岩盤浴を思い浮かべてしまいましたが、汗で排出される毒素はわずか2%とか。75%が便から、20%が尿から排出されるそうです。普段のお通じとお小水がとても大切だということですね。腸内環境を整えて快便=デトックスでまいりましょう!
    3. ホルモン補充 加齢とともにホルモン量が不足することで、さまざまな体の不調が起きてきます。浜中先生が副医院長を務めていらっしゃるAACクリニックでは患者さんのホルモン量を調べて、必要な種類と量を補充するホルモン補充療法を行っています。秋からは遺伝子検査も導入されて、より一層オーダーメイドな治療が実現されるそうです。
  • AACクリニックのホルモンドックで測定するホルモンは次の7種類です。
    成長ホルモン・エストラジオール・DHEA・プロゲステロン・テストステロン・甲状腺ホルモン・メラトニン


「メタボリックシンドロームと食生活」
自治医科大学付属病院 栄養部
栄養室長 宮本 佳代子 先生

まず先生がおっしゃったのは、メタボに特化した食事のガイドラインはない、と言う事でした。関連各学会のガイドラインと食事摂取基準を基準にし、患者さん一人一人の疾患とライフスタイルに合った食事療法を薦めてゆくのだそうです。ここでもオーダーメイドな医療の考え方が大切です。
 適正量と食べ方の目安
バランスよく食べるには・・・お弁当ならお弁当箱の半分をご飯にします。残りの2/3を野菜、1/3を肉・魚に。ご飯をしっかり食べることは、日本の食糧事情にもかなっています。お米は数少ない自給率100%の食品です。
 代謝は落ちてくゆくものと自覚して
若いときと同じ様に食べていると、一年に5kgくらい簡単に太ってしまいます。あとひとくち、ふたくちの積み重ねがメタボへまっしぐら・・・
 先生が勧める減量サマリー
腹囲を1cm減らす=体重1kg減らす=7200kcalマイナスこの7200kcalを1日あたりのマイナスエネルギーに換算して無理なく減量。
 運動の取り入れ方
運動で減量するのは大変。でも運動するとインスリンの利用がアップします。筋肉量もキープできるので、代謝を上げる効果も期待できます。
 食事と食事の間に空腹を!
十分に血糖値を下げてから食事をすると、食後の高血糖を防ぐことができます。また、食べてすぐ寝るのもNGです。
先生はよく「健康にいい食べ物はなんですか?」と聞かれるそうです。お答えは「食べ物に上下はありません。上手に食べることが大切です。」食生活もバランスが重要なのですね。
日本人の食事摂取基準(2005年版)


「子宮内膜症と治療用低容量ピル」
日本新薬株式会社 横浜支店
学術課 大塚 幸子 氏

子宮内膜症の初診時の主訴はなんといっても痛みだそうです。そこでまずはNSAIDや漢方が処方され、ついでGnRHアゴニスト製剤が多く使われてきました。ですがやはりGnRHアゴニストには不快な副作用も多く、この5年ほどは低容量ピルの適応外使用が増えてきているそうです。そこで発売になったのがルナベルです。低用量ピルとしては初めて、子宮内膜症の適応があります。製品の性質上、新発売ではありますが30日投与が可能です。

日本新薬では『教えて生理痛』というサイトを立ち上げています。ここには生理痛の基本情報や信頼できるクリニックの紹介、初診時に持ってゆくと便利なチェックシートなども用意されています。かわいいハリネズミのルナちゃんが目印です。ぜひご覧下さい。
http://seiritsu.jp/

「リカレンント教育について」
神奈川県女性薬剤師会
竹内 尚子 理事

北里大学薬学部と神奈川県女性薬剤師会の共同事業として『薬剤師のリカレント教育』 が始まります。「シニア薬剤師にも現役薬学生と同じ講義を受けるチャンスを!」という。渡辺陸子会長のツルの一声で始まった企画です。多くの皆様にご参加いただき、スキルのブラッシュアップにお役立ていただきたいと思います。
 シニア薬剤師に対する目標
・経験や知見に根拠を与え、標準化するための能力を養う
・分析評価する能力を養う
 具体的な内容
・大学の講義を受講する
解剖学・生理学・病理学・分子生物学・薬理学・薬物動態・臨床検査・栄養学など(配信システム検討中)
・社会薬学実習にファシリティターとして参加する
 今後の予定
受講する講義の選択についてなどのアンケートを実施。
希望者公募
実習参加
プログラム決定
2009年度開講
2年間で単位を修得し、カリキュラムを終了する予定。
今年の3月に実施された第93回薬剤師国家試験の問題数は240問でした。そのうち基礎医学が60問、医療薬学が120問、衛生薬学が40問、薬事法規が20問です。4年制と6年制のカリキュラムの違いを体験する意味でも、国試の問題をご覧になってみてはいかがでしょうか。
薬剤師国家試験問題集


『高濃度コラーゲン飲料・フラコラ500』
〜アンチエイジングをサポートする〜
株式会社 協和

コラーゲンドリンクは多くのメーカーから発売されていますが、フラコラ500は1本に10000mgのフィッシュコラーゲンが配合されており、これは他製品に比べてかなり高濃度です。
またフラコラ500のコラーゲンは低分子なので消化吸収の面でもすぐれているそうです。さらに大豆イソフラボン・シルクアミノ酸・ビタミンCも配合され、まさにアンチエイジングをサポートするドリンク剤ですね。
フラコラは手放せないとおっしゃるヘビーユーザーのお二人。効果抜群ですね!(株)協和の社員の方々です。
当日は東邦薬品(株)のご協力で、会場入口に試飲コーナーが設けられ、参加の皆様の注目を集めていました。フラコラは調剤薬局でも購入することができます。窓口は東邦薬品(株)です。
東邦薬品株式会社