日本女性薬剤師会が創設されてから40年を経た今、有限責任中間法人として、平成19年10月10日より新たな歴史の第1歩を踏み出しました。
本年6月21日、平成20年度有限責任中間法人日本女性薬剤師会第1回定時社員総会において、二期目の会長の任を仰せつかり、大変光栄に思うと同時に、その責任の重さを痛感しております。これからも更に社会的責任を果たすべく活動を展開していかなければならないと、身の引き締まる思いです。
急速に進む少子高齢化、経済の縮小、医療制度の崩壊などを背景に、薬剤師を取り巻く環境が大きく変貌する中で、国民の安心・安全を守る医療における薬剤師の責務は、かつてなく重く、特に薬剤師人口の6割強を占める女性薬剤師の行動力が切実に問われています。
本会では、学術振興という基本理念のもとに、高齢化社会への対応として、在宅医療・介護分野への啓発事業と併せて、国民の健康に寄与する市民公開講座も展開しています。
未就業者の就業促進や研修時の託児システム、通信教育講座「診療ガイドライン薬剤コース」による在宅学習の推進、働く女性薬剤師支援体制の整備にも取り組んでいます。
さらに男女共同参画社会づくりのための会員への意識調査を実施し、関連薬剤師組織への女性の登用率への提言など、女性力の発揮を期待しています。
本年度事業(継続及び新規)の展開に当たり、国民に良質な医療を届けるために、薬剤師は何をなすべきかを改めて見直しています。例えば、継続事業である全女性薬剤師が「在宅医療を始めよう」から一歩踏み込んで、在宅医療の中での専門性の確立を目指していくことが挙げられます。
国の施策を見据え、また所属関連団体、学会等との連携を図り、基本的事項の推進を計りながらも、女性の視点で捉えた事業を推進したいと思っています。また、本会は、女性薬剤師として自分はこんなことをやりたいという、意欲ある個人会員等にも組織を挙げて門戸を開くことにしています。
平成24年3月には、6年制薬剤師が誕生します。新卒者と既卒者とのギャップを少なくするために、薬学部との共同事業として「リカレント教育」の実施やケンタッキー大学薬学部との国際交流を実施します。
平常業務をこなしながら、同時に将来を見据え、時代のニーズを反映した研修企画など、全国の女性薬剤師の智慧を結集して行動を起こし、顔が見える組織活動を展開したいと思っています。
何はともあれ、個々の薬剤師の自己研鑽への自覚が重要となります。
今後とも、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。 |

有限責任中間法人
日本女性薬剤師会
代表理事(会長)
近藤由利子(芳子)
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